近年、レーシックに代わる視力の回復手術として注目を集めているICLをご存知ですか?
HKT48のメンバーである指原梨乃さんがICL手術を受けたことをTwitterで発表し、一躍話題になりました。
その他にも女優の寺田有希さんや人気YoutuberであるKOHEYさんなどがICL手術を受けたことを公表しています。
その話題のICLとはいったいどういうものなのでしょうか?
実際にICL手術を行った有名人の感想とともにご紹介します。
ICLとは?レーシックとの違いは何?
現在もなお視力回復手術のスタンダードはレーシック手術です。
角膜を削ることによって視力を矯正するこの手術ですが、夜間に光を眩しく感じる「ハログレア」といわれる症状や、ドライアイなどの後遺症がでてくる可能性があります。
また、人によっては手術してから数年で視力が元に戻ってしまうことも。
レーザーで目の中にある角膜を削るレーシックは、角膜が薄い人は繰り返し手術を行うことはできません。
それに対してICLは、眼の中に「フェイキックIOL」と呼ばれるレンズを埋め込む手術です。
レーシックと違い、術後に違和感があった場合はすぐに手術でレンズを取り出すことが可能で、術後数年で視力がもとに戻ってしまう心配もありません。
しかし、ICLの方がレーシックよりも手術費用が高額になってしまいます。
人によってはレーシックでも十分安全に視力を回復させることができるので、視力回復手術を検討している人は、まずは専門医の診断を仰ぎ、自分にあった適切な手術を行うことが望ましいと言えるでしょう。
指原梨乃さんのICL手術
アイドルグループHKT48のメンバーの一人である指原梨乃さん。
バラエティ番組にひっぱりだこの指原さん、今やほぼ毎日テレビで見かけますね。
そんな指原さんも自身のTwitterにてICL手術を受けたことを報告しました。
指原梨乃さんの感想とツイート
2018年3月7日のツイートで、指原さんはICL手術を受けたことを発表しました。
朝起きた瞬間、指原さんの飼い猫である「マンチカン太郎」と「ミヌエット五郎」の姿がくっきりと見えたことに感動したそうです。
術後の経過は良好で、今まで悩まされていたドライアイや目の充血から解放されたと喜びの声をあげています。
今までコンサート中や握手中に目をこするしぐさをよくしていた指原さんですが、その姿も今後見られなくなりそうです。
このツイートに対するファンからの「これからはオタクの顔も格好よく見える」とのリプライに、指原さんは「鮮明に見えちゃうわ しゅん」と切り返しています。
実は先日神戸神奈川アイクリニックさんにて「ICL」という手術をしました!朝起きた瞬間から目が見えて、朝甘えてくる飼い猫の姿を見たときに泣きそうになりました😢それだけでやってよかったと😭あとはドライアイ、ひどい充血が全くなくなった!コンタクトがあってなかったからなんだなあと🤔 pic.twitter.com/YWEI7uDUGO
— 指原 莉乃 (@345__chan) March 7, 2018
参考:https://twitter.com/345__chan/status/971225628560289792
寺田有希さんのICL手術
元ホリプロ所属、現在はフリーの女優、歌手、タレントとして活動している寺田有希さんもICL手術を受けました。
寺田有希さんは、ホリエモンの愛称で有名な堀江隆文さんが配信しているYoutubeチャンネル「ホリエモンチャンネル」にアシスタントとして出演しています。
そのホリエモンチャンネルの番外編である「ホリエモンチャンネルクリニック」でICLについて取り上げられ、寺田有希さん自ら手術を受けました。
寺田有希さんの感想とYoutube&ツイッター
2016年6月にICL手術を行った寺田有希さん。
両目とも0.1以下だった視力が、術後は見事に両目で1.7にまで回復しました。
局所麻酔をして行ったICL手術は痛みもほとんどなく、両目あわせて20分ほどで終了しました。
目にメスが入るということで術前はさすがに恐怖心もあったそうですが、執刀する先生が状況を説明しながら優しく接してくれたおかげで、パニックになることもなくあっという間に終了したそうです。
術後すぐは視界に白いモヤがかかっていたそうですが、目薬を差し続けることによって回復。
翌朝目が覚めると、寝る前よりも視界がクリアになっていることを感じたそうです。
ただし部屋の窓からこぼれる光がいつもより眩しく感じたため、しばらくはサングラスが必需品になったんだとか。
術後1週間、1か月、2年検診でも全く異常がなかったという寺田有希さん。
1か月検診が終わったあとは「プールに入っても大丈夫」と診断されたそうです。
「1000人に1人いるかいないかの悪い目」の持ち主と言われたことがあった寺田有希さんですが、術後は「毎日が天国」と自信のTwitterで語っています。
視力回復手術『ICL』
2年検診してきました視力は
左1.5、右1.5弱強近視&最強乱視&ガチャ目で
「1000人に1人いるかいないかの悪い目」と言われたこの私が!毎日が天国ですこの感動を伝えるべく、
スペシャルアンバサダーにして頂きました目の悪い方!まずご一読を!https://t.co/OW87RvSxWS pic.twitter.com/nMbRjaKdz3
— 寺田有希 (@terada_yuki) June 16, 2018
参考:https://twitter.com/terada_yuki/status/1007889490839400449
参考:【PR】寺田有希ICL体験〜神戸神奈川アイクリニック〜
YoutuberのKOHEYさんのICL手術
KOHEYさんは、人気Youtubeチャンネル「ノーブランド」のメンバーであるコーヘイさんです。
ICL手術を受ける前の視力は0.1ほどで、それでもメガネやコンタクトをせずに生活をしていたそうです。
Youtubeで自身のICL手術の様子をアップしたKOHEYさん。
動画からは、術後に街中の景色がくっきりと見えたり、人の顔がはっきりと見えるようになったりしたことで感動している様子がうかがえます。
参考:【緊急手術】KOHEYがICLをすることになりました。
ICL手術を受けた女性(28歳)の体験談
手術を受けたきっかけ
私は昔から近視で、メガネやコンタクトを外すと何も見えないほどでした。
レーシックが流行った時期、私は当時まだ学生で、手術をする費用がなかったのと、レーシックの問題点などが次第にテレビで報道されるようになったのをみて、興味はあったのですが中々踏み出せずにいました。
そして社会人になって、実際にレーシック手術を受けた知人に話を聞く機会がありました。
その知人によると、自分は今のところレーシックを受けて満足しているということ、コンタクトにかかるお金を考えると早いうちにやってしまった方がお得だという話を聞き、レーシックに再び興味がわきました。
そして専門医のところに検査をしに行くと、私の目はレーシックに向いていない「角膜形成不正」だということがわかりました。
その時に先生に勧められたのが、ICL手術でした。
ICL手術であれば私でも視力を矯正できるということ、レーシックよりも高額ではあるがリスクが少ない方法であることを先生はしっかりと説明をしてくれました。
もちろんリスクもゼロではないということも。
私は最初のうちは迷いましたが、親身に話を聞いてくれたこの先生であれば信用できると思い、当初考えていた予算よりもオーバーしてしまうことになりますが、ICL手術を受けることを決断しました。
ICL手術を受けた感想
ICLの検診を行い、自分にあったレンズを発注してもらって、2か月後に手術の日がやってきました。
左目は軽度の乱視なので大丈夫なのですが、右目の方は乱視が強いため、先生と相談して右目だけ乱視用のレンズを発注することに決めました。
手術自体は20分程度で終了しました。
かなりあっという間の20分間でした。
麻酔が効いていたので痛くはなかったのですが、手術中は目が圧迫されるような感覚があって、正直かなり違和感を感じました。
しかし先生が手術中も優しく声をかけてくださっていたので、手術を受ける前はかなり不安でしたが、安心して手術を終えることができました。
手術後は視界が少し白く滲んだ感じでぼやけていました。
部屋を移動して30分間の休憩、その間も5分間おきに目薬を差していたら段々と視界がクリアに。
次の日の朝起きたとき、寝る前よりもかなりはっきりと見えるようになっていてかなり感動しました!
心配していたハロ・グレア現象も、私は起きることもなく、術後1年ほど経ちましたが今のところは快適に過ごせています。
毎朝コンタクトをつける必要も、そしていくら疲れていてもコンタクトを外さなければならない必要性もなくなり、手術前よりも解放感に満ち溢れた生活を手に入れることができました。
手術後、次の日は仕事を休んだのですが、PCを見ても問題なく作業をすることができました。
強いていてば、1週間ほどは目を手でこすることはもちろん、アイメイクも禁止されたのが少し辛かったです。
それも今では何の制限もなく、生活できています。
コンタクトを買うコストがなくなったのはもちろん大きいのですが、それ以上に裸眼で毎日を過ごす快適さを手に入れることができたのが一番のICLの収穫だと思っています。
ICL手術を受けた男性(35歳)の体験談
ICL手術を受けたきっかけ
基本的にはメガネで生活をして、遊びに行く時だけコンタクトをする生活をしていたのですが、旅行や出張に行く際にコンタクトの洗浄液を忘れないかハラハラしたり、遅くまで起きていると目がシパシパしてくるのが嫌で、ICL手術を受けることに決めました。
レーシックでなくICLに決めた理由は、角膜を削ることに強い抵抗があった点と、ネットで自分なりに調べた結果、ICLを受けた他の患者さんが軒並み手術に満足しているという点でした。
ICL手術を受けた感想
まずは担当のお医者様とじっくり話し合いをして、ICL手術のメリット・デメリットを詳しく聞かせてもらったうえで、自分に合うレンズを決めました。
私は乱視用のレンズを注文したので、検査を受けてから手術をするまで2か月ほどかかりました。
手術を受けるときは、やはり緊張しました。
今まで手術というもの自体が始めてでしたし、私の周りにもICL手術を受けたという人はいませんでした。
何をされるかわからないという緊張感はありましたが、いざはじまると目の圧迫感は感じたものの、思ったよりもあっさりと終了しました。
手術時間は両目併せておよそ20分ほどだったと思います。
レンズを入れた瞬間は目に違和感は感じたものの、翌日からはそれもなくなり、手術翌日の検診では両目で視力が2.0にまで回復をしました。
ICLを受けてから、旅行や出張のたびにそわそわする心配もなくなりましたし、朝の支度の時間に余裕が出るようになりました。
そして、朝起きた瞬間に部屋の中の時計を見て時間を確認できるようになったのは、私の中ではかなり嬉しいポイントです。
今のところ、診断の時に説明された、起こり得る後遺症や合併症がおこることもなく、健やかに裸眼で生活をしています。
まとめ
レーシック手術よりも費用は高額ですが、そのリスクの低さで話題になっているICL手術。
上記で紹介した芸能人・有名人の他にも多くの人がICL手術を受けています。
メガネやコンタクト無しで生活できることはとっても快適で、受けてよかったという感想を持っている人が多いようです。
また、長い目で見ればコンタクト代を節約できて経済的であるというのもポイントです。
しかし、リスクが低いとはいえ全くゼロであると言い切ることはできません。
その上、レンズの入荷に場合によっては2~3か月ほどかかることもあります。
まずは検診を受けて、自分にICL手術があっているのかどうか専門医の判断を仰ぎ、相談することが大切です。