視力矯正手術「ICL」にはどんなリスクがある?失敗・後悔する?

ICLのリスク

視力矯正手術であるICLは、手術費用が高額である分、レーシックよりもリスクが少ない手術形式であると言われています。

HKT48のメンバーである指原梨乃さんがICLを受けたことでも話題になりました。

しかし、いくらリスクが「少ない」とはいえ、少なからずリスクが「存在している」のは確かです。
ICL手術を受けた後、頭痛などの体調不良に悩まされて、手術によって埋め込んだレンズを摘出したケースも存在します。

確かに、コンタクトやメガネをすることなく、裸眼で過ごせるのはとても素晴らしいことです。
しかし、そのようなメリットだけではなく、しっかりとデメリットも理解したうえで手術に臨まなければ、後々手術をしたことを後悔することになりかねません。

このページでは、そんなICLのデメリット、リスクについてご紹介します。

ICL手術が失敗する可能性はあるのか?

ICL手術は、両目あわせて20~30分程度で終わる手術です。
目の中を切開する手術なので、もし万が一失敗した時のことを考えるととても恐ろしいのですが、ICL手術を行うことができるのは「ICL認定医」のみです。
知識と技術のある医師が手術を担当するので、手術自体が失敗する恐れはほぼないと考えて良いでしょう。

レーシック手術では、利益優先でとにかく件数を稼ごうとした一部の医院が、衛生面を無視して手術を行っていために感染症が起こってしまいました。
そのような事件もあったので、衛生面に関しては現在では特に厳重に注意されて手術が行われています。

ハロ・グレア現象が起きたり、光の輪っかが見えたりする?

ICLのハロー・グレア

ハロ・グレア現象とは夜間に光がにじんで見えたり、また強く見えたりする現象のことです。
レーシック手術によって角膜を削ったことによる主な後遺症として報告されているこの現象ですが、3mmほどの穴を角膜にあけてレンズを挿入するICL手術でも、レーシックよりも確率は低いとはいえ同様の現象は起こり得ます。

また、ICLで埋め込むレンズ「Hole ICL」にはレンズに穴が開いています。
この穴の発明により、目の中の水流が自然になり、従来の穴の開いていないレンズよりも白内障などの合併症の発生リスクを抑えることに成功しました。
しかし、明るいところを見ると、まれにその開いている穴が「光の輪っか」となって視界に浮き出てくることが報告されています。

このハロ・グレア現象や光の輪っかが見える現象が起きたとしても、大体の人は時間の経過とともに慣れていく、とされていますが当然感じ方には個人差があります。

ICLで埋め込んだレンズがずれてしまうことは無いのか?

ICLは目の中の虹彩と水晶体の間にレンズを差し込む手術です。
普段生活しているうえでは、そのレンズがずれてしまう可能性はほぼ無いと言えます。
例えばICL手術を行ったHKT48の指原梨乃さんでいうと、ライブで激しいダンスを行っているにも関わらず、レンズがずれたりするような事態は今まで起こっていません。

ただし、ボクシングやサッカーのヘディングなど、頭部に強い衝撃が加わる可能性のあるスポーツをやっている人は注意が必要です。
このようなスポーツを日常的に行っているプロの選手などは、ICLの手術を行うかどうかは慎重に考えた方が良いでしょう。

過矯正になってしまうと頭痛などを引き起こす?

ICLの過矯正

ICLによって埋め込むレンズの度数は、担当医と相談して慎重に決める必要があります。

レンズの度を強くし過ぎて過矯正になってしまうと、確かに視界はクリアに見えますが、見えすぎることによって目の使い方が変わってくるために頭痛を引き起こし、PC作業などを長時間行えなくなってしまう可能性があります。

軽度の過矯正の場合は時間がたてば視力が低下して落ち着く可能性がありますが、強度の過矯正の場合は、埋め込んだレンズを取り出さなければなりません。
強度の過矯正の場合、頭痛の他にも吐き気や痙攣などを引き起こす可能性があります。

ICLのレンズの度数は、検診の際に担当医としっかり時間をかけて決めましょう。

頻繁に手術が行われるようになってからまだ日が浅い?

ICL手術は1970年代から行われている視力矯正手術です。
しかし当初は白内障のリスクが高かったため、広く普及するようになったのはHole ICLが開発されてからでした。
Hole ICLが開発され、手術が頻繁に行われるようになってからは、10年も経っていません。
ICLは目からレンズを取り出すことができる可逆性があるとはいえ、数十年先にICLを行った目がどうなるのかはまだ誰にもわかりません。
まだ開発されたばかりの技術であることをしっかりと認識しましょう。

まとめ

ICLはレーシックに比べてリスクが少ない優れた視力矯正手術です。
とはいえ、ICLを行って失敗する可能性、後悔してしまう可能性はゼロではありません。

まずは専門医に相談して、自分の目にICL手術を行うとどんなリスクが起こり得るのかを、はっきりと理解することが大切です。

人によっては、一般的にリスクが高いと言われるレーシックの方が、むしろ安全である可能性もあるので、しっかりとした医師のもとで検査をおこなってから、実際に手術をするか否か決断することを強くおすすめします。