SATOU EYE CLINIC

ウイルス性結膜炎

ー空気では移らないけど触るとダメー

夏になるとウイルスによる結膜炎がはやります。人々の活動が活発になり暑さによる抵抗力の
低下もはやる原因です。空気感染はありませんが、強い感染力を持ち集団発生しやすいの
です。

ー流行性角結膜炎−

原因 : アデノウイルス8型
症状 : 潜伏期は5〜8日で耳前リンパ節が腫れ、充血、多量のめやに、なみだ、まぶたの
腫れ,ときには結膜が風船のようになります。発病後2〜3週間でなおりますが、1週間〜10
日ごろに角膜に点状の傷ができることが多く、傷が治った後白い混濁として1年以上も残る事
があります。乳幼児では角膜炎は少ないのですが、結膜に白い膜(偽膜)ができます。
ときに出血することもありますが軽度です。

ー咽頭結膜熱(プール熱)−

原因 : アデノウイルス3型、7型、14型など
症状 : 名前のごとくプールを介して学童に流行する事が多い。咽頭炎(のどが痛い)や発熱
があり、目の症状は流行性角結膜炎とほぼ同じですが、一般に軽いようです。38〜40℃
ほどの発熱が4〜5日続きますが、角膜に傷をつけることはあまりありません。

ー急性出血性結膜炎−

原因 : エンテロウイルス70型
症状 : 約1日の潜伏期のあと、まぶたの腫れ、充血、流涙があり、発病1〜2日は異物感
、眼痛が強く、様々な大きさの結膜下出血をともないます。リンパ節炎をおこすこともありますが
、約1週間で炎症はひきます。

ーウイルス性結膜炎の治療ー

すべてのウイルス性結膜炎に対して特効薬はありません。炎症をおさえるために消炎剤、ステロイ
ドの点眼、その他のばい菌に感染しないように抗菌剤の点眼をします。角膜に傷ができれば、
それに対処するといった治療になります。自分では症状に変わりないと思っていても、角膜に混濁
をのこすと視力低下の原因となりますので、必ず完治するまでは診察をうけたほうが良いでしょう。
抵抗力をつけるためにも外出はひかえ安静にして下さい。

ー予防ー

家族内での感染防止には、タオルなど共有で使うことはさけてください。外から持ち込まないように
帰宅した際、手洗いをこころがけ、眼をこすったりしないで下さい。完全にウイルスを死滅させる
方法を家庭でとることは難しく、洗い流すことが基本となります。その意味では、カップに洗浄剤
をいれて眼を洗う方法はまったく効果がありません。むしろ、水道で何回も洗い流す方法を
とってください。

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